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現代のカーナビについて考える

2DINカーナビはそろそろ無理

一昔前は、カーナビと言えば2DINタイプが主流でした。個人的な考えですが、正直そろそろ2DINタイプを使うのは無理があるかな、と思っています。

地図が古い

最大のデメリットは、地図が古くなること。もちろん一定期間アップデートは可能ですが、今でもアップデートに数万円要求されるシステムが変わっていません。年間定額などもありますが、いずれにせよそこそこ高額です。毎年数千円から数万円かけて地図の鮮度を保つ、というのは、いい加減もう難しくなっているでしょう。

タッチパネルの性能が悪い

スマホなどを日常的に操作する現代において、カーナビのタッチパネルの反応の悪さは、いかんともしがたいところです。スマホのレスポンスが当たり前になっている状態で、UIデザインが今ひとつのカーナビは、操作していてイライラしてしまうことが多くなりました。もちろん特定の機種になれてしまえば手足のように扱えるのかもしれませんが、たまに車に乗る程度だといつも使い方を忘れてしまっています。

そもそも最近が2DINスペースがない

最近はメーカー純正ナビしか使えず、2DIN枠がない車も増えました。そのため、メーカー純正ナビをオプション注文するか、ナビなしかの2択となるケースがほとんどです。多くの人はメーカー純正ナビを入れているのかもしれません。「マツコネが嫌いだからマツダ車を買わない」などのコメントも良く聞きます。

また、輸入車や古い車は、2DINスペースがなかったり使いづらかったりもします。2DINスペースがあっても、昔はオーディオ用だったので、低い位置にある車が多く、ナビを仕込んでも非常に見づらくなります。

このように、2DINカーナビは2000年から2010年までを中心とした車たちに使いやすかった産物でした。

タブレットナビのススメ

さて、私は日常ナビとして何を使っているかというと、iPad miniをエアコン吹き出し口に磁石でつけています。アプリには主にYahooカーナビアプリを使っています。iPad miniの画面サイズはとても見やすく、カーナビの性能としてはトンネル内を除いてはおそらく最も優秀なものの一つです。Googleマップは微妙ですが、Yahooカーナビは本当に優秀で、普通のカーナビの使い勝手+αです。少し前はナビの機能としてイマイチな部分がありましたが、全体的にかなり使い勝手が良くなり、これに慣れてしまうとカーナビ専用機である必要はありません。スマートフォンサイズの場合は、画面が小さい上に表示内容が少ないため、ちょっと近い勝手が悪くなりますが、目的地にたどり着くための機能としては問題ありません。

エアコン吹き出し口につけると、冷房で冷やすこともできるので、発熱問題は解消できます。暖房をかけるときは、風を足下に振らないと暖められてしまい、シャットダウンしてしまうこともあるので注意しましょう。エアコン吹き出し口に磁石をつけておくと、ナビをつけないときも邪魔ではなく、見苦しくもありません。とてもスマートに運用できます。さらに車から離れるときに簡単に外せるので、手間も少ないです。

タブレット、スマートフォンをナビに使うと、車から離れるときに外に持ち出さなくてはいけないことが多いかも知れず、そこはデメリットでしょう。ただその分、家で目的地を設定、登録しておくことができるので、慣れるとそれが便利です。ポータブルナビでもできないことはありませんが、着脱の問題と電源の問題があり、ちょっとやりづらいと思います。それに比べてタブレット端末は普通に屋外で使えるため、ドライブの途中カフェで休憩しながら次のコースを決める、なども簡単です。

電源はシガーライター(12V電源)からUSBで

短距離なら充電不要ですが、長距離の場合は充電しないと電池切れになるので、USBケーブルで充電することになります。このケーブルが少し邪魔ですが、工夫次第でそこそこきれいにまとめられます。

車の形状によっては、配線を加工して最低限の長さを表面に出しておき、使うときだけ挿すようにすると便利です。また、ケーブル自体がロール状にまとまるものもあるので、こういったものをうまく使うと日常的に邪魔になりません。

最大のメリット、地図が日々最新であること

先日新しい道が開通された際、開通時刻を過ぎると案内ルートが変わる、ということがありました。このように常時地図が最新に更新されることは、カーナビの最も重要な生命線であり、これが保たれることが何よりのメリットです。もちろん渋滞情報などもリアルタイム更新されますし、運転のストレスはだいぶ軽減されることでしょう。

総合的にはタブレットが優秀

個々人の使い方によって差があるので、据え置き型のカーナビ専用機が向いている人ももちろんいますが、タブレット端末などが使いやすいと感じる人が多いように思います。地図の鮮度、アプリケーションの性能、レスポンス、屋外での使用、という部分においては、もはや据え置き型カーナビでは勝負になりません。カーナビに困ったら、一度タブレット、スマートフォンを使ってみることをおすすめします。