最近の車は目隠しが徹底していて、コンソールを外すだけでもツメを折らないように注意する必要があるなど、内装をはがすのも一苦労な車も多くなりました。それに比べて30年前に発売されたNAロードスターのコンソールは、ネジも露出していて簡単に外せます。後発のNBロードスターでも見えるところのネジくらいは蓋がされており、NAロードスターを久々にいじると簡素さに驚きます。
NAロードスターのコンソール外しですが、オーディオ、エアコンパネル、ダッシュボードなどを外す際にもあらかじめ行う必要があるので、比較的よく行う作業です。
プラスドライバー1本(2番)あればOKです。内装剥がしなども必要ありません。滑り止め付きの軍手ははめて行った方が良いですが、素手でもそれほど問題ありません。
コンソール横ネジ
丸見えのネジを外します。両サイドに1本ずつあるので、それぞれ外しましょう。強く締まってはいないと思いますが、なめそうなら板ラチェットなど力が加わりやすい工具を使うと良いです。プラスドライバーは規格によりフィットするものが違うので、合うものを使ってください。コンソールのネジは全て2番のプラスドライバーが使用できます。
シフトノブを外す
純正品であれば、普通に左回し(水道を開ける方向)に回せば外せます。社外品でも、一般的なものは回すだけで外せます。一部の社外品(NARDIなど)は、根本に小さいネジが3本ほどついていて、それを外さないと外れないものもあります。NARDIでも純正のものはMAZDA用に調整されており、ただ回すだけで外れます。NARDIウッドシフトノブなどは、純正品とNARDI標準品で見た目に違いがないので、たまにトラップに出会うことがあるので注意。
メーカー出荷時はかなりきつく締まっていることが多いので、回すのが大変かもしれません。すべりにくいタオルなどをぐるぐる巻いて、直径を大きくしてあげると力が加わりやすいくなりますが、基本的には滑り止め軍手をはめて両手で気合を入れて回す、というやりかたです。
小物入れしたネジ
灰皿か小物入れかは車両によりますが、いずれにせよ軽く上に引くだけで外れます。ツメなどはないので安心して引き上げてください。
コンソールボックス下ネジ
トランクを開けるのによく開けるボックスです。ここに2本のネジが露出しているので、外してください。
ここまで行うと、コンソール全体を上に引き上げれば外すことができます。
コンソール下カプラー
カプラーが2本つながっているので、これらを外すことで完全に分離できます。完全に外してインパネまわりに手を入れたり、シフトレバーのメンテナンスなどを行う場合はカプラーを外して分離しましょう。